サーフィンテイクオフ目線が上達の鍵3つのコツと最速サーフボード|サーフ飯
サーフィンでテイクオフのコツを知りたい。どうせなら最速テイクオフが出来るボードも知りたい。
スクール1日目でボードに立てたけど、上級者みたいに早く横に走れる様になりたい。
どうも波に乗り遅れてしまったり、他のサーファーに先に波を取られてしまって全然、波に乗れない。
誰よりも素早くテイクオフ出来て多くの波に乗れるコツが有れば知りたい。
あと、テイクオフが早くなるサーフボードや基本練習方法、アイテムが有れば知りたい。
今回は、こういった疑問に答えます。
本記事の内容
1.サーフィンのテイクオフが上達するコツ3つ『目線』『レールを入れる』『レールを握らない』
2.テイクオフが早くなる最速サーフボードや練習アイテムまとめ。
について詳しくご紹介いたします。
この記事を書いている『サーフ飯』は鵠沼をほぼ毎日(直近実績:351日/年間)波チェックしSNS・YouTubeなどで配信。
その日の波や気分によってショートやロング、ミッドレングスを楽しみ国内各地のサーフポイントの他、海外サーフトリップが大好きなサーフオヤジです。
サーフィン初心者とオヤジサーファーをサポートする最新サーフィン&サーフギア情報を発信します。
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サーフィンテイクオフが上達するコツ3つ『目線』『レールを入れる』『レールを握らない』
次のコツ3つが最速テイクオフを可能にする。
1−1テイクオフが上達するコツ1『目線』
1−2テイクオフが上達するコツ2『レールを入れる』
1−3テイクオフが上達するコツ3『レールを握らない』
上記の通りです。
テイクオフが上達するコツ1『目線』
コツ1つ目は、『目線』です。
最速でテイクオフをする上で一番重要かつ、最も大事な部分です。
サーフィン全くの初心者の方も、これをしっかりと忘れずに押さえておく事で、ナチュラルに最速のテイクオフへ導いてくれます。
この動画の2:19にロブ・マチャドが理想的なテイクオフをします。
これをマスターしたい方は読み進めて下さい。必ずマスター出来ます。
一番重要ですが海に入ると波の状況や人の動きなど様々な情報が目に入り、一瞬で考え判断する事が多過ぎです。
いざテイクオフする時には、がむしゃらにパドルする事に意識が集中し肝心の『目線』は、すっかり意識から飛んで目の前の波だけを追ってしまってはいないでしょうか。
大抵の場合パドルに集中し過ぎて『目線』は岸を向いていたり下を向いたり、前乗りしていないか後ろ見ていたりしがち。
これでは、最速どころかテイクオフすら出来ない事も。。。
良い波が来たら、慌てずに周囲を確認しテイクオフポジションへ移動。
前乗りしない様に他のサーファーの位置を確認をしたら乗りたい斜面にしっかりと『目線』を定めてパドルに入ります。
『目線』の具体的な目安の距離はパドル位置から約5m位(約車一台分)先の緩い斜面です。
サーフィンスクールやHow to動画などで何度も『目線を下げない様に』や『目線を上げる』など指示はされてますよね。
それです。
パドリングや立ち上がる姿勢など、新たな動作を覚える過程で最も重要である『目線』は、余りにも当たり前過ぎるポイントだけに、重要ですと言われても多くの場合が一瞬にして忘れ去られます。
教える方も、分かり切っている事だけに、一番重要で有りながら、しっかりと伝えていないのも事実です。
『目線』がコツです。って、当たり前過ぎて何度も言葉で発するのは恥ずかしいし。。。
ブログだからこそ、恥ずかしがらずに言います『目線』『目線』『目線』が一番大事。
初めて自転車を乗った時の事を少し思い返してみて下さい。
恐らく自転車が走り出す前は不安だらけで、ペダルをどう漕げば良いの?とか、ブレーキは後ろと前どっちが先?なんて親に色々と質問したのではないでしょうか。
乗ってみて、実際はどおでしたか?
自転車に乗っている時って、ペダルの漕ぎ方やハンドルの動かし方など、その一つ一つの動作に意識しないですよね。
乗っている時は行きたい方向にだけ『目線』を集中し仮に障害物があった時はサッと避けたり止まったり出来たと思います。
サーフィンも、自転車を乗る『目線』と全く同じなのです。
最速のテイクオフをマスターするコツ1つ目は『目線』です。
テイクオフする時は、これから走りたい波のフェイス、一点に『目線』を定めパドリングを意識して下さい。
『視点を下げない』とか『顔を上げる』ではなく、自分が行きたい場所(約5m先)に常に『目線』を定め外さない事が重要です。
『目線』を外さない事で変わる事。
・波の速さに合わせたパドルのスピード調整が無意識のまま出来るようになる。
・絶妙なボードコントロール(体重移動)も無意識に出来るようになる。
・目線が遠くになるほど、視野も広がり余裕を持って波の動きに対応できるようになる。
・難しいテイクオフが簡単に思えるほど、多くの波に乗れるようになる。
『目線』から入って来る情報を体は無意識のまま波に乗ろうと対応しようとします。
常に目的の場所から『目線』を外す事なく一点突破です。
テイクオフが上達するコツ2『レールを入れる』
テイクオフで波をつかんだら、しっかりとボードのレールを入れます。
・ボードが波に押され走り出したら直ぐに立とうとせず、パドルの姿勢のまま『目線』を行きたい先(横)を見ながらボードのレールを波のフェイスに入れて(ロックイン)スピードをキープさせます。
・ボードのレールを入れるとは、コツ1の『目線』が行きたい先に向いている事が大前提で、横に走る状態でボードのレールを波のフェイスにハメ込むイメージです。
・レールを入れる(ロックイン)とパドルをしなくてもボードは波のスピードをキープし体重移動により更に加速します。
・レールが入る事でボードは安定するので、ゆっくり且つしっかりとボードに立つ事ができます。
この時も常に『目線』は、約5mの行きたい先から外しません。
例えば、ボードが波に押されて直ぐに立ったは良いけれどバランスを崩して失速、波にも見放され置いてけぼりを食ってしまったと言う経験有りませんか?
その大半の原因はレールを入れていない事にあります。
ボードが走り進み出したら、しっかりとレールを入れて安定した状態になってから立ち上がりましょう。
テイクオフが上達するコツ3『レールを握らない』
初心者の方に多く見られるのがボードに立つ際、ボードのレールを握って立つ方がいますが、最速テイクオフするにはレールは握りません。
『コツ2』で説明した通り波にレールを入れる事でボードは、しっかりと安定するので立つ時は腕立て伏せの要領でボードのデッキ面に両手を付き立ち上がります。
レール付近に手をセットする(添える)程度で握らずにサッと立ち上がる事ができます。
レールを握らない事で余計な力が入らずスムーズで素早いテクオフが可能になります。
テイクオフした瞬間から最速で加速をしたい方へ。
こちらは、YouTubeで現在、大活躍中の村田嵐プロが自身のYouTube動画で紹介していた『テイクオフした瞬間加速する方法』をご紹介しています。
村田嵐プロが最も効果的だと実感し常に意識しているテイクオフからボトムへの降り方です。
テイクオフして普通はボトムに降りて行く動作をせずに、テイクオフして立った瞬間に上に(リップ)フッと一旦、上げてからボトムに降りて行くそうです。
一旦、波の力が一番有るトップに上がってからボトムに降りる事で、そのスピードは普通にテイクオフしてボトムに降りるよりも明らかにスピードに乗ったMAXな状態となります。
これにより、村田嵐プロはファーストアクションからエアーなどの大きな技が出来るサーフィンになると解説されていました。
この技は、ショートでもロングでも同様の効果が有るので是非、実践してみて下さい。
また、テイクオフしてフッと上に行くのは、目線だけでは意外と難しいです。
その時のコツは『目線を目的に定める。そして後ろ足側の腕を目線の先へ(行きたい方向)伸ばし誘導する。』です。
自ずと体は常に正面を向くはずなのでチェックしてみて下さい。
もし、後ろ足側の腕が後ろでプラプラしてたり大きく回したりしていたら、それは明らかに❌です。
これは、『奇跡のレッスン「波は”答え”を知っているサーフィン」で南アフリカ出身のクレイトン・ニーナバーコーチが教えていた事です。(現在、CTで大活躍している南アフリカのジョーディ・スミスもコーチの教子)
ハンドルを握って自転車に乗っている感覚と置き換えてサーフィンをすれば簡単だと教えていました。
これは未来のトッププロを目指す子供達にサーフレッスンで伝授していた事なので是非、実践してみて下さい。
目から鱗って感じなくらい今までのサーフィンが変わります。
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テイクオフが早くなる最速サーフボードや練習グッズまとめ。
次の3つが重要。
2-1.自分に合った最速サーフボードを選ぶ
2-2.最速テイクオフの基礎知識(波に乗る原理)を学ぶ
2-3.最速テイクオフの正しい動作をマスターする練習アイテム
上記について説明します。
自分に合った最速サーフボードを選ぶ
最速テイクオフをマスターするには自分のレベルや体型にあった十分に浮力のあるボードが必要です。
なぜなら、ボードを選ぶ上で初心者が乗るボードと上級者が乗るボードでは役割が大きく異なるからです。
必ず、自身のレベルと体型、体重にあったボードから選ぶようにしましょう。
簡単に比較すると下記のとおりです。
ボード選びの目的 | ボードの特徴 | 主なボードメーカー | |
初心者 | ・テイクオフし易い。
・波に多く乗れる。 ・安定している。 |
・浮力がある。
・幅広め。 ・ロッカー抑えめ。 ・長め。 |
・ミックファニング・ソフトボード
・プレセボ |
上級者 | ・エアーなど最新の技が欠け易い。
・アクションがし易い。 ・乗り味を楽しむ。 |
・薄く
・軽量 ・幅狭め ・ロッカーキツ目 |
・チャンネルアイランズ
・パイゼル ・ロスト |
上級者のボードデザインはサーフィン本来の楽しみ方である技やアクション、乗り味に特化したボードです。
当然、テイクオフはしっかりとマスターしているので技やアクションに比べるとテイクオフの速さは、ボード選ぶ上で優先順位は、非常に低い事になります。
なので、もし初心者の方がトップ・プロモデルのボードを購入した場合、波に乗る事自体、出来なくなってしまうのです。
逆を言うと浮力さえ有ればパドル力の無い初心者の方や筋力が衰えてきたオヤジサーファーの方で安定した最速テイクオフを可能に出来ると言う事なのです。
初心者に大切な事は浮力が十分に有って幅広で安定感がありロッカーが緩めの波をキャッチし易いボードとなります。
サーフィンは波に乗って、何ぼのスポーツ。
最近のソフトボード (初心者ボード)は練習次第で中級者の上位レベルになるまで長く使えるハイスペックのソフトボードが主流です。
ソフトボードだと物足りなくなる位、波に乗りまくってからサーフボードに移行した方が確実に上達は早いです。
カッコや板が良くても波に乗れなければサーフィンは楽しくありません。
ソフトボードでサーフボード以上に波を掴める様になるまでトコトン波に乗りまくりましょう。
最近ではトッププロが監修(ミックファニング 等)した高性能なソフトボード も出てきています。
初心者や筋力が落ち気味のオヤジサーファー向けの浮力が有り、深いコンケーブまで入った最速にテイクオフが出来て誰よりも波を掴める最強のソフトボードも後ほど併せてご紹介いたします。
是非チェック下さい。
初級者にオススメ、テイクオフが早いソフトボード
ソフトボード でここまでサーフボードに近い動きが出来るボードが有るんです。
最強過ぎますよね、その秘密はトッププロのサーフボードを削っているシェーパー(DHD)が監修しているボードだからです。
中級者になったら最初に選ぶべきオススメのサーフボード
テイクオフの基礎知識(波に乗る原理)を学ぶ
スクールのコーチや書籍、動画などで紹介されているテイクオフの正しい基礎知識の他、どうして波に乗れるのか原理を理解する事が大切です。
なぜなら、前述で説明したテイクオフをマスターする『コツ』を知っても正しい基礎知識(波に乗る原理)を理解していないと波とボードの力を効果的に発揮できないからです。
なぜ、ボードが波に乗れるのかをイメージして深く理解してみよう。
波が乗れる3つの力
・浮力:ボードの浮力は波の押し上げる力を抑える事により反発して揚力へ。
・波力:波の押し上げる力。
・重力:波力と浮力を自身の重力の絶妙な調整によって如何にボードのあらゆる面を使ってコントロールし、それを推進力へ変えられるか。とても重要な力。
サーフィンは浮力、重力、波力を楽しむスポーツ、この3つの力を最大限効果的に使えば最速テイクオフが可能になります。
テイクオフの科学は、楽しくも奥が深すぎるので、オススメの書籍をご紹介します。
テイクオフの正しい動作をマスターする練習アイテム
家トレで正しいテイクオフの姿勢をマスターしよう。
海では、なかなか練習しにくいテイクオフの練習、スクールなどでは必ず海に入る前にビーチで正しテイクオフの動作確認をしていますよね。
海に入る前だけでなく家でも、しっかりとチェックしながら正しい動作確認をしよう。
室内での反復練習は正しい動作かチェックが出来るので実践で安定した素早いテイクオフをマスターする事が十分に可能です。
もちろん、『目線』は、5m先の乗りたい斜面をイメージしながら反復練習。
テイクオフのイメトレが出来る斬新なアイテムの数々をご紹介。
どちらの商品もテイクオフに特化した実績ある商品です。
是非チェック下さい。
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開発者のYouTubeも是非チェック下さい。
まとめ
如何でしたか、日々の反復練習にコツ3つを実践すれば最速テイクオフがマスター出来そうですよね。
特に室内で出来るテイクオフの動作は反復練習によって効果がバッチリ出やすい所です。
せっかく波の良い日に海でテイクオフの練習するのは、もったいな過ぎます。
陸上でテイクオフの反復練習をマスターし、良い波はボードの上で楽しむ為にとっておきましょう。
時には、がむしゃらに突き進むのも良いですが、状況が刻一刻と変化する自然相手のサーフィンにおいては常に冷静で有りながら意識して判断する事が大切です。
今まで机上・室内・陸上で積み重ね練習した全ての知識やイメージ、トレーニングの成果を思う存分、海で発揮してサーフィンを楽しんじゃいましょう。
そして、新たな課題を見つけ出せれば、それこそラッキー。
日々のサーフィンライフが更に楽しいものになってきます。
では、最高のサーフィンライフを一緒に楽しんじゃいましょう。
サーフ飯