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オリンピック|追加競技サーフィン|競技ルール採点|解説まとめ
2020年東京オリンピックが、開催されました。
追加競技となったサーフィンを各メディアでも取り糺されて世界のトップサーファーで2020東京オリンピック代表のカノア五十嵐選手を筆頭に注目を集めてます。
そして、各国からオリンピックへの出場権を手にした強者達が来日、国の代表として熱い戦いが日本が誇るサーフィン 道場、釣ケ崎海岸(通称:志田下)で開催されます。
そんな中、皆さんもオリンピック追加競技のサーフィンを楽しむ為の準備は整っていますでしょうか?
サーフィンが追加種目になった事を初めて知った。と言う方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
また、サーフィンは知っているけど競技としてルールや採点方法が有る事を、今回のオリンピックで知ったと言う方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなサーフィンを少し知っていると言う方から、全く今まで知らなかったと言う方の為に、2020年オリンピックを機にスポーツ競技としてのサーフィン。そしてカルチャーとして世界で親しまれているサーフィンを解説して行きます。
先ずは 「サーフィンを楽しむ方法」としてサーフィン競技とルール、採点方法を順に解説して行きますね。
サーフィン競技とは
始めに、サーフィンって、どんなスポーツなの?と言うことから解説。
競技概要
サーフィンとはサーフボードという板を使って人力で波に乗り、技やテクニックを競い合うマリンスポーツです。
今回初めてオリンピック種目として東京2020大会で新たに採用された追加競技種目となりました。
正直、サーフィンがオリンピック競技になるなんて夢にも思っていなかったので、とても嬉しく思います。
サーフィンは元々はハワイの海で育ったスポーツです。
サーフィンを広めたのはストックホルム・1912大会とアントワープ・1920大会の水泳で2度の金メダルを獲得したハワイ出身のデューク・カハナモク。
デューク・カハナモクは水泳選手以上にサーファーとして、世界に巨大な影響を後世にまで与えた偉大な人物です。言わば彼は近代サーフィンの父と呼ばれています。
サーフィンはサーフボードのサイズによって大きくて2つに分かれます。
古くから親しまれている長さが9フィート(約274㎝)以上のボードで波に乗って、その板の上を歩くテクニックが中心となるロングボード。長さ6フィート(約183㎝)前後の先の尖ったボードで細かいターンやカービングのテクニックを中心としたショートボードのタイプがあります。
ショートボードは、それまでのロングボード特有の平面的な動きだったサーフィンに、縦の動きを与え、エアーリアルを含む三次元のダイナミックな技を可能にしました。その技は日々進化し続け、とてもアクティブで見応えのある演技が特徴となっています。
東京2020大会のサーフィン競技は、このショートボードで演技を競い合います。
波に乗る原理
更に、ここではもう少し深掘りして、どうして波に乗る事が出来るのかを解説します。
波に乗る原理は揚力・波力・重力の3要素。これらを上手く組み合わせボードの上に立ちます。
具体的には浮力の有る板を波の速度(相対速度0)に合わせて走らせ波が形成する斜面を使い滑り降りて行くと言う事です。
浮力の有る板にはPU(ポリウレタン)EPS(ポリスチレン) XPS(ポリスチレン)等の強度が有りとても軽く水に浮く素材で出来ています。
波の速度に合わせてボードを走らせる事をパドルと言い。
海上でボードの上に腹這いになり自らの両手をオールの様に使いその推進力で前に進みます。
波が形成する斜面とは外洋で風によって出来た風波がウネリとなり、それが陸地に辿り着き浅瀬の地形にぶつかり波が崩れる寸前に出来る斜面を言います。
体重や技量によりボードのサイズや素材、形を選び、波のスピードに合わせてパドルをして波が崩れる瞬間に出来る斜面を利用して立ち上がり、波が形成されるパワーゾーン(一番波の力が有るポイント)で演技を行い、それを採点し競い合います。
サーフィンの魅力は波の上で演技をする事も有りますが、機械やエンジンを使わづに、自らの体を使って波を捕まえ波に乗る事でも有ります。
人よりも一本でも多くの波を掴む為に強靭な筋力・体作りが必要となります。
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オリンピック日本代表選手
我ら日本の代表。
男女2名づつの代表枠を勝ち取ったのは、こちらの精鋭達。
そして、インドネシア代表となったインドネシア人の父と日本人の母を持つハーフで日本生まれの和井田理央選手をクローズアップ。
☑️ 五十嵐 カノア 選手
☑️ 大原 洋人 選手
☑️ 前田 マヒナ 選手
☑️ 都筑 有夢路 選手
☑️ 和井田 理央 選手(ワイダ・リオ):インドネシア代表
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ヒート表
出典:THE SURF NEWS https://www.surfnews.jp/contest/45426/
出典:THE SURF NEWS https://www.surfnews.jp/contest/45426/
競技ルール
次は競技としてのサーフィンのルール。
フリーサーフィンはどちらかと言うと自己満足の世界で腕前は差ほどでも波に乗れた爽快感など一個人の満足となりますが、オリンピックでの競技には、しっかりと採点できるルールがあります。
選手が波を乗りこなす演技・ライディングテクニックをジャッジが採点し、勝敗が決まっていく。
選手は決められた時間内に10本前後のライディングを行い、いかに難易度が高く創造的な技を繰り出す事ができるか、スピードがあってダイナミックな演技が出来たか、などが評価され高い2本の合計点によって得点が決まります。
競技は男女20人ずつの選手で行われます。
競技が行われるのは風の強さや方向、潮の満干などの動きによって変わる波。同じ波は2つとない、そんな自然の海。
いかに良い波を掴み、刻々と変化する波にどのタイミングで乗るかが重要になる。
自然の中で運も味方につけながら戦うスポーツがサーフィンなのです。
スケートボードやスノーボード、フィギアスケートなどの様に同じ条件で演技をするのではなく、演技する為の波を自ら選び他の選手にその波を取られない様に勝ち取る事がとても重要となってきます。
一つの波に乗れるのは一人だけ。
崩れる波の直前の波のピークに最も近い選手にその波に乗れる権利があり、これを「優先権・プライオリティー」と言います。
いい波を掴む為には、先ずプライオリティーを取れる位置を確保すると言う事が必要となってきます。
プライオリティーを持った選手の邪魔をするとペナルティーが課せられ、減点の対象になります。
プライオリティーがあるのにも関わらず、波に乗らないでいたり、選んだ波に乗ろうとしてパドリングを開始したものの途中で止めたりするとプライオリティーを失ってしまいます。
これにより最高の演技をする為の波選び・波取りとして演技をしていない間にも選手同士の駆け引きが行われています。
波に乗らないふりをして乗ったり、パドリングを開始するふりをして実際は行かなかったりする事で他の選手を翻弄する事もあり心理的な戦術も見所で楽しめる。
オリンピックでは2〜5人ずつで競技を行い、1位〜3位の上位選手が勝ち抜ける「マンオンマンヒート」、「4メンヒート」、「5メンヒート」のトーナメント方式を採用。
1ヒート(試合)は波の状況によって異なるが20から35分程度。
その間に波に乗り、そのうち点数の高かった2本の合計点で順位を競い合います。
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ヒート時間
1ヒート通常20分〜30分程度。
*ヒートとは試合の組み合わせの事を言い、「一回戦目の人組目」の場合には「第1ラウンド・第1ヒート」と言います。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式ウェブサイトより
競技紹介アニメーション「One Minute,One Sport」
1分間でサーフィンルールや見所を紹介する動画です。
競技採点方法
採点は選手が行う技の種類や難易度、オリジナリてシーにスピード、パワーなどの要素を加え5〜7名のジャッジが行う。
選手は何に多く乗れば良いと言う事ではなく、一本の波における技の数が多い方が良いと言う事でもない。
大事なのは技のクオリティー。波をトップ(上部)に向かって上がって行き、そこから回転して降りる360(スリーシックスティ)や、波を蹴り上がって空中に舞い上がり体制を崩す事なく着水するエアリアルなどの高度な技をリスクの高い大きな波でダイナミックに行ない成功させると、必然的に高得点になる。
一つ一つの技に決められた点が有るのではなく、ジャッジが総合的に見て判断するため、いかに難易度が高く創造的でクオリテイーの高い技を繰り出すか、ライディング全体がダイナミックでスピードがあるかなど、一本の波で繰り出される全体の演技構成にも注目して観戦するとよりサーフィンを楽しむ事ができます。
通常の採点方法では1ヒートで一人の乗っても良い本数(マキシムウェーブ)が制限されている場合もあり、それぞれ一本のライディングに対して各ジャッジが点数を付けて行きます。
全てのライディングの点数のうち、得点の高いベスト2ウェーブ(20点満点)の合計得点で競い合います。
出典:https://www.youtube.com/channel/UCdiDZFX1TMeZN5gPEutOunQ
一本のライディングに対しての点数のつけ方。
各ジャッジから出された最高得点と最低得点を除いた残りの点数の平均がそのライディングに対する点数となります。
最高得点は10.00満点。
反則行為は原点となります。
ゼッケン
選手達は赤、白、青、緑などの色の付いたカラーゼッケンを付けて競技します。
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大会会場 釣ヶ崎海岸(通称:志田下)
日本代表選手の大原洋人選手のライディングと共に大会会場の波をチェックできます。
出典:https://www.youtube.com/channel/UChAu4dQjR2vyR5baXOtMvVA
まとめ
最近のサーフィンは難易度の高い空中を舞う技、エアリアルが決まると高得点として採点されます。
時代と共に日々進化されて行く技。
オリンピックでは新技も披露されるかも知れません。
とても楽しみです。
今回はオリンピック追加競技となったサーフィンの魅力と競技ルールや採点方法を解説しました。
次回は『オリンピック追加競技サーフィンの大会会場、釣ヶ崎海岸競技会場と日程』の解説を致します。
お楽しみに。
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